光も影も


by kyoko_de_la_paz
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あの日のことを

ラッパ屋第38回公演『ハズバンド&ワイフ』
紀伊國屋ホール
作・演出 鈴木聡
出演   三鴨絵里子 福本伸一 木村靖司 おかやまはじめ 俵木藤汰 弘中麻紀
     大草理乙子 宇野佑 中野順一朗 ともさと衣 岩本淳 武藤直樹 
     熊川隆一 浦川拓海

劇団力の最高峰、ここにあり。
“あの日”のことを、こうやって芝居にできるのは、ラッパ屋だからだと思う。ラッパ屋しかできない。“あの日”から、この東京で感じて来た、人と人とのつながり。社会の中の自分という存在。価値観の揺れ。
私達の生活の一番大切なものは、自分の手の届く範囲にあるのだ。その中で、私達は生きて行く。悲しみ、絶望を感じて、そして幸せになる努力をし続ける。そのことに、素直に感謝したくなる作品だった。
ラッパ屋の芝居は、いつも、そこにある。客席に寄り添う芝居。笑い、考え、そして温かい気持ちを舞台に乗せて、劇場を出る時に、私達に温かい気持ちを残してくれる。愛すべき、全ての登場人物達に感謝。
そして、劇団というものの素晴らしさ、面白さを改めて感じた舞台だった。そして、演劇の力も。演劇は、やっぱり凄い。時代を舞台に乗せることは、こんなにもリアルなんだと初めて肌で感じた。テレビのような、ただ情報を垂れ流し、押し付けるのではないリアルさ。それは、客席に座る私自身に判断を委ねる強さだと思う。でも、それはやはり、ラッパ屋だからできることなんだと思う。
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by kyoko_de_la_paz | 2011-11-19 22:14 | play